1990年代
1990年代の日本の音楽業界ではテレビドラマやCMとのタイアップによってミリオンセラーを記録するシングルが後を絶えなかったが、その中において中島みゆきも、例にもれず「浅い眠り」をはじめとする3枚のミリオンヒットに恵まれている。この3枚のいずれもテレビドラマの主題歌として起用された楽曲であり、なかでも安達祐実主演の日本テレビ系列『家なき子』の主題歌として書き下ろされた1994年の「空と君のあいだに」は146万枚ものセールスを記録する大ヒットとなった。
1983年発表のアルバム『予感』収録曲「ファイト!」との両A面扱いでシングル発売された同曲は現時点での中島にとっての最大級のベストセラーである。アルバムのほうはシングルほど芳しい成果をあげたわけではなかったものの、それでも1980年代後半よりも安定した成績を収めた。1996年にはベスト・アルバム『大吟醸』がオリコンのアルバムチャートで1位を獲得し、日本における女性ソロアーティストのアルバムチャート1位獲得の当時の最高齢記録を更新(なお、現在この記録を保持しているのは竹内まりやである)。しかしその後数年に渡って、彼女のCDのセールスは全体的に大きく伸び悩んだ。
一方で、1989年から始めた舞台「夜会」に彼女がかけるウェートはより大きくなり、1995年以降に上演されたものは書き下ろしの新曲を中心に構成される、より大掛かりなものへと変貌を遂げた。それに伴って、純粋な新曲が発表される機会は次第にペースダウンするようになる。
また、1999年には文部科学省の国語審議会委員を務めた。ちなみに、現時点でこの審議会の委員を務めた歌手は中島みゆきただ一人だけである。
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